KTMのオレンジ、Red Bullのブルー、そしてチームが動き出す。
Red Bull KTMは、MotoGPで戦う2チームの全ライダー、新しいカラーリング、そしてパートナーを正式に発表し、2026年シーズンに向けて動き始めました。
2026年は、Red Bull KTMにとってロードレース世界選手権MotoGPクラス参戦10年目の節目のシーズンとなります。Red Bull KTM Factory Racingのペドロ・アコスタとブラッド・ビンダー、Red Bull KTM Tech3のエネア・バスティアニーニとマーベリック・ビニャーレスは、現行レギュレーションに基づく”KTM RC16”の最新(そして最終)仕様で、熾烈なMotoGPの戦いに挑みます。Red Bull KTMは2026年もさらなる飛躍を狙い、MotoGPのグリッド上でもひときわ存在感を放つチームカラーリングに細かな調整を施し、タイムアタックの世界へと全力で挑みます。
MotoGPは“数字”がすべてを決める世界です。
コース上で削りあう1/1,000秒、チームスタッフが費やす膨大な作業時間、ファクトリーエンジニアによる絶え間ない検証の日々、そして2026年および次世代MotoGPマシンを見据えた長期的な戦略の積み重ね。そのすべてが競争力の源となります。
【数字で見る2026年のMotoGP】
4:2025年、最高峰クラス2年目のアコスタが獲得したシーズンランキング4位。この成績は、Red Bull KTMとしては、ブラッド・ビンダー(2023年)、ポル・エスパルガロ(2020年)に並ぶチーム最高位です。
6:2026年に開催される22戦のうち、6戦がRed Bull KTMの4人のライダーにとっての“ホームレース”となります。今シーズンは、18カ国を舞台に9ヶ月間で22回のグランプリレースと22回の土曜スプリントレースが予定されています。
7:シーズン最初の公式プレシーズンテスト(セパン・インターナショナル・サーキット)まで、あと7日。その後、2月7日にクアラルンプールでシーズン発表会、2月21〜22日にタイ・ブリーラムで2回目のテスト、そして2月27日〜3月1日には同地でタイGPが開催されます。
14:2025年にRed Bull KTMが獲得した、グランプリトロフィーとスプリントメダルの合計数。
17:2025年シーズンのトップ5フィニッシュ獲得数。
24:2026年シーズン開幕時点で、Red Bull KTMのライダーたちが積み上げた通算シーズン数。(アコスタ:2、ビンダー:6、バスティアニーニ:5、ビニャーレス:11)
366.1:km/h。KTM RC16が記録したMotoGP最高速度の記録。2023年にブラッド・ビンダーが樹立し、2024年にはポル・エスパルガロがイタリアGPで同記録に並びました。2026年もこの記録は破られずに残るのでしょうか?
3,600,000:2025年にサーキットを訪れた観客数。前年比21%増という記録的な伸びで、MotoGPの人気がさらなる加速を見せています。
ペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Factory Racing):「2025年の後半は、調子が万全でない日でもいいレース、いい結果を残せるようになりました。常にトップ5を維持できていたのは大きかったです。最終的にチャンピオンシップ3位を争えたことは本当に良かったと思います。チームとKTMに感謝しています。2026年はさらに上を目指しますし、まずは来週のセパンから、良い形でスタートしたいですね。」
ブラッド・ビンダー(Red Bull KTM Factory Racing):「素晴らしいオフシーズンでした。数週間オフを取ったあと、たくさん走り込み、たくさん自転車にも乗りました。今シーズンまた新たな気持ちでスタートできるのが楽しみですし、自分が発揮できるはずのパフォーマンスに戻りたいと思っています。MotoGPは本当にタフで、ラップタイムを見れば差はほとんどありません。でもライダーそれぞれ、やり方が全然違う。ブレーキングのタイプ、スロットルの使い方、ライディングスタイルも様々です。去年は、自然に身体が動くというより、ずっと“考えながら”バイクを操っていた気がします。今年はそこを変えたい。もっとバイクに乗ること自体を楽しみたいんです。大きなステップを踏める自信はあります。」
エネア・バスティアニーニ(Red Bull KTM Tech3):「2025年を振り返ることはとても大事でした。複雑な一年だったと思いますが、良い意味でも大きな学びのあるシーズンでした。2026年はマシンやチームのことをより理解しているはずなので、もっと強くなれると信じています。また重要なものを懸けて戦いたいという気持ちが強く、走り出すのが待ちきれません。今年のファクトリーはとても強くなると思います。特に昨年のバレンシアテストで、そのポテンシャルを感じました。僕たちは“Ready to Race”、戦う準備ができています。」
マーベリック・ビニャーレス(Red Bull KTM Tech3):「昨年は素晴らしい経験になりました。とても短い期間で多くのことを理解する必要がありましたが、2レースを終えた頃には、バイクの動きや特性が見え始め、すぐに競争力を発揮できるようになりました。そこからザクセンリンクで転倒し、回復方法が2〜3通りあったのですが、自分の肩の状態とケガに最適な方法を見つける必要がありました。そのときRed Bull APCのスタッフが、最も早く回復できるプランへ導いてくれました。今の自分には、このプロジェクトを“勝てるプロジェクト”にするという大きな責任があります。でもその責任があるときこそ、自分はベストの状態になれるんです。だから、準備は万端。“食らいつく準備はできている”。今年はエネルギーに満ちています。」
アキ・アジョ(Red Bull KTM Factory Racing チームマネージャー):「昨年は難しいスタートでしたが、特別な一年になりました。シーズンを通して着実に前進できましたし、コミュニケーションの改善やさまざまな部分のシンプル化によって、大きな進歩があったと感じています。結果は、理解を深め、日々改善していくことでついてきました。短期間で大きなステップを踏むのは簡単ではありません。だからこそ、小さな日々の積み重ねに集中してきました。バイク、ライダー、チーム、グループ全体のポテンシャルは分かっています。だから2026年に期待していますが、焦らず、一つひとつの仕事に集中していきます。」
ニコラ・ゴヨン(Red Bull KTM Tech3 チームマネージャー):「2025年は本当に感情の揺れ動く一年でした。大きなハイライトもあれば、残念な瞬間もありました。でも、それがこのスポーツです。私たちは2019年にKTMとの協力を始めましたが、それ以来、ファクトリーからの支援は年々強まっています。2025年はこれまでで最も多くのサポートを受けたシーズンでした。両チームが同じレベルで成長していると実感しています。今は新しい体制で仕事をすることがとても楽しみですし、新シーズン、新しい時代に向けてしっかり準備ができていると感じています。全体として、この新しいチャレンジにワクワクしています。」
ピット・バイラー(KTM モータースポーツディレクター):「私たちには4人の素晴らしいライダーがいます。そしてそれぞれが特別なものを持っています。昨年は、その全員が最大限の力を出せる“パッケージ”を十分に準備できなかったと感じています。だからここ数週間の最優先事項は、全員が必要とするものを確実に届けることでした。信念があり、強みがあり、そして私たちは一つのチームとして結束しています。だからこそ、正しい人材が揃っていることに自信がありますし、バイクもここ数週間・数ヶ月で大きく進化しました。私たちは“Ready to Race”です。2026年は忙しい一年になるでしょう。多くの人が2027年のことを考えたくなる時期ですが、2026年はすぐそこにあります。今年を私たちの年にしたい。与えられたチャンスをすべて掴みにいきます。──さあ、2026年に挑みましょう。」